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PEOPLE / COLUMN【COLUMN】new balance’s NYC MARATHON Contents -vol.2-

  • コラム
  • TEXT BY Chiyo Yamauchi  PHOTO BY Takuya Sakamoto

New York City マラソン(以後、NYCマラソン)のオフィシャルスポンサーとなったニューバランス(以下、NB )は、レースを盛り上げるためのキャンペーン「The All Roads Lead to NYC」の一環として、EXPOや地元のアーティストとコラボレートしたブロックパーティーやグラフィティなどを多数のイベントを企画していた。その一環として、大会前に3日間にわたって行われていたNBRCのPOP-UPショップを訪れた。

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 場所は、マンハッタンのウエスト・ビレッジ地区の閑静な住宅街にあるイベントスペース「And & And」。赤煉瓦の外観が印象的なこのスペースは、よくアートやファッション関連のイベントが催されており、高感度な人たちが集まるスペースとして知られている。だからだろうか、スポーツイベントとはいえ、会場には現代アートのオープニングパーティーのような雰囲気も漂っていた。

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 会場には、フォトブースやヨガもできる多目的スペース、また最新のエアーマッサージが用意されていたほか、スタンプタウンのコーヒーやコールドプレスジュース、ベジタブルスティックやローカルのビーガンスイーツなどのヘルシードリンク&スナックも。

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来場者には、イヤフォンやステッカーなどの記念グッズを配布。配布。また、展示してあったシングレットはひときわ目を引いていた。ニューヨークの各ボロ(スタテンアイランド、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、マンハッタン)の名前が入ったレトロモダンな意匠。

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残念ながら非売品とのことだが、「ショップに足を運んでくれた人には、希望に応じて配っていますよ」と話すのは、ランニング・マーケティング部門の責任者を務めるキースさん。そんな彼に、ニューヨークでのNBRCの取り組みを尋ねてみた。

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話は、ニューヨーカーの特性から始まった。「ランナーに限ったことではないですが、ニューヨーカーは常に『新しい体験』を欲しています。なので、集まって一緒に走るといった、ある意味、誰もが内容を予想できてしまう内容だけでは、彼らを魅了するのは難しいんですよ」

ランニングカルチャーが成熟し、日常生活に浸透しているニューヨークでは、一人もしくはパートナーや友人と一緒に走っているランナーをよく見かける。また、SNS通じてたくさんのランニングコミュニティが生まれている。つまり、ランナー同士の交流を、自発的に個人レベルでやっている人たちが少なくない。それ故、ランナーがただ集まって一緒に走るというだけの交流イベントでは、参加者を魅了するのが難しいというのだ。

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こういった少し離れた場所(いわゆるディスティネーション・スペース)でイベントをやるのも、経験豊富でユニークなコーチを迎え入れるのも、最新のヘルシースナックや、他では手に入らないノベルティグッズ、フォトブースなどを用意したり、ランだけでないイベントを一緒に行うのも「すべてはランニングを軸とした新しい体験創造をするため」だという。 

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また、日本のNBRCが、ストアでのランイベントを積極的に行なっていることを伝えると「いいですね。十分なスペースがあることが羨ましいです。ニューヨークのNBストアは、どれも繁華街にあり、スペースも限られているので、通常の営業時間にイベントを行うというのが非常に難しい。ポップアップというスタイルをとっているは、そのためでもあるんです」という返答が。

「ランニングの楽しさを若い世代にも広めていくには、従来のランニングのイメージを、その世代にも響くようなクールなスタイルにアップデートして発信していくことが大切。だから、アパレルのデザインだけでなく、今回のようにおしゃれな場所を使ったり、クールなデザインを用いたりすることも大事なんですよ」という、キースさんの言葉を体感できる空間であった。

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