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PEOPLE / INTERVIEW湘南国際マラソン2016の振り返り-INTERVIEW / nico(『Sawagi』ドラマー)nico

  • インタビュー
  • TEXT BY Yuka Niimi  PHOTO BY Takashi Imai

2016年12月4日(日)に開催された『湘南国際マラソン2016』。『NBRC』から出場したメンバーの、レース前とレース後の率直な気持ちを訊いた。

仲間と走って生活が変わった

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ひとり目は、インストゥルメンタルバンド『Sawagi』のドラマーであり、ランニングコミュニティ『RUM RUN CLUB』リーダーでもあるnico。長期ツアーにも耐えられる身体を作るために3年前から走り出した彼は、これが初フルマラソンだ。

出場を決めたときは「サブ4を狙ってやる!」と意気込んでいたものの、練習を重ね、レースが近くにつれ、「完走すれば充分」と思うように。レース直前は、フルマラソンを走ったひとのブログや本を読み、自分にもできるはずだと言い聞かせたという。

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自身にとって一番の変化と自覚しているのは、明るいうちから走るようになったこと。ミュージシャンという職業柄、どちらかといえば夜行性のnico。以前は真夜中に、ひとりで走っていた。しかし、『RUM RUN CLUB』で走りはじめたことで、朝も早く起きるように。「明るいうちにみんなで集まって運動をしてるってことが、今までにない1番の健康習慣だと思う」。

そんなnicoに、『湘南国際マラソン』での経験を振り返ってもらった。

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レースを終えて

——レース前、緊張されていたようですが、当日の朝はどんな気持ちで目覚めましたか?

興奮してなのか、ただ寝坊することを恐れていたのか、4時間しかない睡眠時間の間に何度も目が覚めました。でも単純に走ることが楽しみでしたね。

——その気持ちを奮い立たせたり和らげたり盛り上げたりするために、取り組んだことや意識したことはありますか?

事前に調べたことの中で実行可能な、起床時間(レース5~6時間前には起きる)とレース当日朝の食事(レース3時間前に最後のカーボローディング)をきちんと守りました。ただ、朝コンビニで朝食を選んでるとき、急に最後の晩餐的なムードが高まって、「えーい! 好きなものいっぱい食べたれ!!」と思ってカレーとたらこスパゲッティ買って食べたんですけど、アレは正解だったんですかね?

——スタートラインについたとき、どんな気持ちでしたか?

意外と待ち時間があって、まわりにいる仲間と楽しく話したり写真を撮ったりしてたので、途中から初のフルマラソンのスタートラインに立ってるという緊張感がまったくない集団になってました(笑)。

——走っている最中に印象に残っているシーンを聞かせてください

めーーーちゃくちゃいっぱいありますけど、25kmで足が攣ってほとんど歩きながら35km付近に来たとき。僕の横で、泣きながら奥さんか彼女にリタイアするって電話してる男性がいて。あのシーンはドラマチックやし、気持ちが分かりすぎるしで、僕まで泣きそうになりました。

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——コミュニティや仲間など、知っている顔と出場したことで感じた気持ちを聞かせてください

まず、仲間がいなかったら確実にリタイアしてたと思うんです。僕は職業柄、たくさんの方と触れ合ったり、刺激のある日を過ごしたりすることが多いと思うのですが、今回レース前日から終わって居酒屋で打ち上げするまで、普段の刺激とまた全然違う刺激がすごく多くて、楽しくて。仲間をはじめ、今回僕の初フルマラソンに付き合っていただいた皆さまのおかげだと思いました。このレースを経て、ここ最近では1番、「仲間」と呼べる人が増えたんじゃないですかね。42kmは辛かったけど、とっても楽しい1日でした。

——走っている最中に力をくれた存在は?

前を走る人のTシャツのバックプリントに記されたさまざまな言葉。これは初マラソンあるあるなんじゃないかとさえ思いますね。極限状態だったのか、普段気にもとめないような言葉がやたら胸に刺さりました。

——ゴールしたときの気持ちを聞かせてください

ゴールするまで全くそんな気なかったのに、勝手に涙が出ました。

——またレースに出てみたいと思われますか ?

すごくつらかったけど、終った瞬間から「もっとこうすれば良かった」とか「次はああしよう」とか考えていたので、また走りたいんでしょうね。いつか『RUM RUN CLUB』のみんなと海外のマラソン大会に出たいです!

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nico

nico インストゥルメンタルバンド『Sawagi』のドラマー。長期ツアーにも耐えられる身体を作るために3年前から走り出す。『RUM RUN CLUB』のリーダー。

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