Menu

PEOPLE / COLUMNニューヨーク発、ランニングコミュニティが拡げる枝葉(前編)

  • コラム
  • TEXT BY Yuka Niimi  PHOTO BY ー

大会やアスリート、非営利組織などをブランドがスポンサーする、というアクションは、いまや珍しいことでもなんでもない。ところが、米ニューヨークでnew balanceが関わるランニングコミュニティの様子は、ひと味違う。

それらは“誰かと一緒に走るためのもの”という既成概念を軽々と飛び越え、参加するメンバーの生活がさらに豊かになったり、社会に影響を与えたり。 “走ること”に拡がりを与え、リーダーのような存在になっているというのだから、興味深い。

 

たとえば、new balanceがスポンサーになっている『CENTRAL PARK TRACK CLUB(略して『CPTC』)』。その名の通り、ニューヨークを代表する公園、セントラルパークを拠点にするランニングクラブだ。設立は1973年と古く、市内の男女が参加するものとしては、もっとも歴史があるという。

とりわけ、シリアスランナーが多いことでも知られていて、過去にはオリンピック選手が所属していたことも。メンバーのランニング歴は10年、20年と長く、普段はまったく別の仕事をしながら、月に600km以上走るひともいるという。

ランニングは一人でもできる。でも、続けるモチベーションや、もっと速くなりたい、あの大会に出てみたいなどという熱は、案外周囲が与えてくれるものなのかもしれない。そういう意味でも、『CPTC』に加わることは有効だろう。週2回の練習会(コーチ付き)が開かれているし、スマホのランニングアプリケーション『STRAVE』(ストラバ)でつながれば、お互いの走った記録をタイムリーにチェックできる。そのうえ、メンバーの意識も高いときた。生活とランニングをより密接に、切っても切れないものにするための、きっかけになるのだ。

 

cptc_02

new balanceは、所属メンバーにアパレルやシューズを提供したり、ブランドとしてスポンサーを務めるレースに招待したりと、『CPTC』へランニングの機会を提供。ちなみに、2016年5月に開催されたnew balanceがサポートしている『Airbnb Brooklyn Half』へも、多くのメンバーがエントリーしたという。上位に入る実力者も多く、『CPTC』はレースのレベルアップにも貢献している。

BACK TO INDEX