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PEOPLE / INTERVIEW新たな場所で交わりあう、気持ちのいい時間RUM RUN CLUB

  • インタビュー
  • TEXT BY Sakura Sugawara  PHOTO BY Takashi Imai

○結成日:2016年9月

○人数:コアメンバーは8名

○メンバー:『Sawagi』のドラマー・nicoを中心に集まったミュージシャンや俳優、クリエイター。核となるメンバーが誘いたいひとを誘い、徐々にその輪を広げているところ

○活動拠点:代々木公園。ランレベルがばらばらなので、走る距離を調節しやすい場所。定番の皇居なども走ってみたいと考えている

○走る頻度:月1回。それ以外の日は、それぞれが自由に走る。ノルマなどは決めていない

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『RUM RUN CLUB』は、まずメンバーの彩りが豊かだ。音楽や芝居、写真などで、何かを表現しているひとが多い。リーダーのnicoは「面白いひとたちが集まって走れば、きっと自分に何かが還元されてくる。ここが、そういう知り合いや時間を増やしていく場のひとつになればいい」と言う。とにかく、ひととひとがつながっていくための場所。いつでも気軽に声をかけて集まれるのが、うれしい。どこか同じ匂いのする仲間たちで、走ったり、飲みに行ったり、話をしたり。距離感やペースは、それぞれでかまわない。

コミュニティ名は、nicoの生まれ年に結成されたニューヨークのバンド『TOM TOM CLUB』から来ている。彼らはおじいちゃん、おばあちゃんと呼ばれるほどの年齢なのにとても楽しそうで、肩の力が抜けている姿が格好いい。「僕らもそんな雰囲気で、ずっと走り続けていけたら。そのなかで一番いいのは、人間同士のつながりが生まれることだと思う(nico)」。ただ、続けることを強制もしない。楽しければ、当たり前のように続いていくだろう。いま作りたいのは、コミュニティの温度を自然と高めるもの。『RUM RUN CLUB』のロゴをあしらったワッペンなんかが、いいかもしれない。

走ることは、なんにせよ健やかだ。「僕は初対面のメンバーが多いけど、声をかけて集まれるってことはそれだけで健康的だし、ハートがオープンでしょう。そういうひとたちと時間を過ごせば、無条件に楽しいですよね(四本)」。これまでは一人でこつこつ積み上げていた時間を、コミュニティを通じて共有することもできる。「一人だと無になってゴールを目指すしかないけれど、メンバーと話しながら走るのはすごく楽しい。いつもと違う面白さがある(末岡)」。

ランは、さまざまな側面を持つきっかけだ。「走ることで、いろんなものが派生するんですよね。会話が生まれたり、パフォーマンスが変わったり……それぞれの本業や生活に、プラスαで走るのがちょうどいい(シロ)」。「たとえば、駅伝イベントにも出てみたいけど、BBQや温泉と組み合わせてロングランをするのも面白そう。一緒に走っているからできること、誘える機会が増えていくと思います(nico)」。

各々のホームグラウンドとは異なる場所で、ともに走れる仲間ができる。交わるはずのなかった足取りが交差していく。その意義は、これからもっと色濃く見えてくるだろう。

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RUM RUN CLUB

(写真左より) nico インストゥルメンタルバンド『Sawagi』のドラマー。長期ツアーにも耐えられる身体を作るために3年前から走り出す。この秋はプライベートで、熱海までの70kmランに挑戦したいと思っている。 末岡いずみ 女優。毎日5kmをストイックに走っていた時期もあるが、今は週2回を心地よく走る。5km以上の距離は未経験ながら、2016年の『湘南国際マラソン』ではフルに挑戦。 シロタケシ BuzzFestTheater所属。役者。この秋に芝居で裸になる役を演じたため、身体作りで毎日7kmを走っていたところ、nicoから『RUM RUN CLUB』に誘われる。実は膝に爆弾を抱えているという。 四本晶 インストゥルメンタルバンド『Rega』のギタリスト。 高校時代は部活をしていたため、運動していないとモヤモヤしてしまう。週1、2回はコンスタントに走る日々。

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